岩から出る水
出エジプト記 17章1節から7節

1.目前に困難が拡がり、希望の糸口が見えない時、人は不安に陥り易く、不平をこぼしたくなる。 そう感じること自体は悪くない。 むしろ弱さを素直に認めらることは大切。

2.その時にこそ、信仰の実質が顕にされる。
・この不平が「主を試みる」と表現されている。
・しかしこの時に、人の信仰が試みられているのである。

3.新約の適用
a.「岩」
 ①Ⅰコリント10:4、3:10,11 その岩•土台はキリスト
 ②マタイ16:16から18
イエスを活ける神の子・救い主と信じる信仰こそ教会の岩・土台
b.「水」
 ①ヨハネ4:13,14 キリストは心から湧き出る永遠のいのちの水を与える
 ②ヨハネ7:37,38 岩なるキリストの肉体が十字架で裂かれ、信じる者に生ける水として聖霊が注がれた。

人生の旅路には、心が渇き、不平不満の誘惑に囲まれ、希望も見え難い時もあろう。 その時にこそ、「ついて来た岩」なる主を思い起こそう。 永遠のいのちの水が湧き出て、聖霊の水が流れ出る。希望は状況の中ではなく、キリストの中にこそあるのだから。